多汗症の意外な原因とは?多汗症に潜む病気とは?
多汗症の中でも一番多いといわれるのが手のひら多汗症。
普段から常に人目にさらされる手のひらは、多汗症の人にとっては対処が大変です。
多汗症の重症度にもよりますが、ひどいと手のひらから汗が流れ落ちるほどだからです。
仕事や学校などで緊張状態のときなんかは特にひどい汗がでたりするので大変です。
手汗だけでなく、足の裏の汗も日々苦労します。外出時は替えの靴下は絶対必要ですし、飲み会などでお座敷に上がらなくてはいけないときなんかはらはらしますよね。
びしょびしょなだけでなくて臭いも周りの人にばれているのではないかと不安になります。
脇汗も同様です。好きな色の服も着られないこともしばしばありますし、臭いも気になります。
自分だけが多汗症なのでは?と悩んでいる人もいると思いますが、多汗症の患者さんは意外と多いようです。
人口の3%ともいわれているのでかなり多くの人が同じ症状で悩んでいることになります。
多汗症の原因にはいろいろな要因が考えられますが、主に次のような原因が考えられます。
精神的なストレスによるもの
多汗症には精神的に緊張していたり、ストレスを感じているときにものすごい発汗を起こします。
精神性発汗とも呼ばれますが、精神的なものと発汗は大きく関わっています。
生活習慣によるもの
生活習慣によるものも考えられます。
食生活で脂質の多いものや塩分の多いものがすきなひと、生活習慣が不規則なひとも多汗症になりやすいようです。
特に体質が肥満の人は要注意です。
多汗症の症状を抑えるためにはこういった食習慣や生活習慣を見直していくことも考えなくてはいけません。
ホルモンバランスによるもの
ホルモンバランスが乱れてしまうとさまざまな悪影響がありますが、暑くないのに火照ったり汗がたくさん出たりするホットフラッシュという症状があります。
遺伝的なもの
遺伝的に多汗症を発症しやすいひともいます。
遺伝的な多汗症の場合、家族のなかに同じ症状を持つ人がいるのも特徴になっています。
違う病気が潜んでいる場合も
前は汗は気にならなかったのに、突如、大量に汗をかくようになった人は違う病気が潜んでいるう可能性もあります。
バセドー病や糖尿病や急性リウマチや自律神経失調症や結核やがんなどです。
早期発見、早期治療のために、少しでも体調に異変を感じるようならすぐに病院で検査することが大切です。
多汗症の症状もその病気を治せば良くなると考えられます。
まとめ
多汗症の原因を見てきましたが、あなたの多汗症の原因はどのタイプだったでしょうか?
早いところ自分に合った多汗症の治療をはじめて、一日も早く汗の悩みがない生活を送れることを祈っています。